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ラボの概要

実験専用ブタを用いた研究HEADL

 小林研究室では、国内有数の研究機関や企業と提携し、実験専用ブタを使った臓器再生の研究を進めております。

<自治医大ラボ>

 自治医大では、前臨床・臨床一体型のIn vivo実験系として実験専用ブタ施設(自治医科大学先端医療技術開発センター) があります。ここにはヒト臨床で使用する手術用ロボット(ダビンチ)やCT、MRIなどの最新の設備が完備されています。小林は、自治医大の客員教授を兼務し、このセンターで、 「ブタの体内でヒトの細胞や臓器を作る研究」を行っております。このプロジェクトは、レジエンス株式会社 に全面的なご支援をいただいております。特に最近では、ブタの体内でヒトの血液を作る研究を同大学再生医学研究部の花園豊教授と進めています。

世界で初めてブタでルシフェラーゼールシフェリン反応によるIn vivoイメージングに成功しました。                                                                                                                   (2016年2月8日)

<神戸ラボ>

 小林は、神戸理化学研究所の客員研究員を兼務し、 神戸医療機器開発センター(MEDDE)において、前臨床実験系を行っております。 2015年には理化学研究所の辻孝先生 らと共に開発した、心停止肝の蘇生法をブタで検証致しました。 現在は新たに、これまでにない画期的な肝移植法をスクリーン株式会社と共に進めています。

   ブタ実験の補助はIVTec株式会社の熟練したメンバーが支えてくれてます。(2016年2月10日)

<富士マイクララボ>

 富士マイクラ社 は 世界最小の実験専用ミニブタMMPを樹立して2006年よりビジネスベースの展開を開始しています。 創薬領域では体サイズが小さいことで、実験専用犬に代わる実験動物として期待されています。 小林は、このMMPを改良してヒトの細胞・組織を受け入れやすいMMPの開発研究を行なってきました。 新富士にある富士マイクララボでは、本研究手法の一つとして、帝王切開で取り出した新生児MMPの胸腺に免疫的修飾を加える研究が行なわれています。
   世界で初めてヒトiPS由来心筋を新生児MMPの胸腺に注入しました。(2016年2月15日)

<成育ラボ(絵野沢ラボ)>

 当研究室の非常勤講師、絵野沢伸先生は、 小林と25年来の共同研究者です。長らく国立成育医療研究センターで、 肝細胞移植の基礎及び臨床を牽引して来られました。小林は、絵野沢先生が作り上げたラボで実験専用ブタを使って、 新たに開発した肝細胞・肝組織移植法の検証実験をしています。
   明治大学(長嶋研究室)で作られたクサビラオレンジブタより肝臓を取りだし、 これを臨床的手技と同様に、肝細胞に分離し、新生児ブタに移植する実験が行なわれました。(2016年2月17日)

   

バナースペース

小林英司研究室

〒160-8582
東京都新宿区信濃町35
慶應義塾大学医学部
総合医科学研究棟7S4

TEL 03-5315-4090
FAX 03-5315-4089